魅力ある観光の「まちづくり」につなげようと、地域住民がアイデアを考える「ローカルデザインスクール」が、井波別院瑞泉寺で開かれました。

このローカルデザインスクールは、地域に暮らす人たちが、地域の課題を解決し、未来をデザインしてもらう場にしようと、経済産業省の委託事業として行われたものです。



井波地域は、全国３カ所のうちのひとつに選ばれていて、去年１２月から、さまざまな職種の人たちが集まり、地域の魅力について考えてきました。

瑞泉寺で開かれた報告会には、およそ１００人が集まり、グループの代表がプレゼンテーションしました。

プレゼンテーションでは、井波彫刻を施した「念珠（ねんじゅ）」のアクセアリー販売や、瑞泉寺に施された彫刻のライトアップ、近くの幼稚園跡を休憩所に改装し、板チョコを使っての彫刻体験、まちあるきガイドの育成など、４つの企画が提案されました

そのあとの分科会では、それぞれの担当者が事業化に向け、実際に用意したサンプルなどを手に、費用や協力してくれる人を求めて熱心に語りかけていました。

この「ローカルデザインスクール」は、今後、支援者を募り、来年度の事業化に向けて、活動を続けていくということです。