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高潔なる表現を求めて 彫刻家 松村秀太郎展 2月29日〜3月29日 開催
 
2020年3月23日 南砺市 スポーツ・文化






福光美術館で、福光出身の彫刻家 松村秀太郎(まつむら ひでたろう)の作品展が開催されています。

今回の展覧会は、彫刻の本質を探求し続けた松村秀太郎の生涯をたどり、その代表作を展示したもので、木彫やブロンズ作品の他、初公開となるみずみずしい色彩の油絵など125点が並んでいます。



松村秀太郎は、東京美術学校で彫刻を学び、卒業後、工業学校で教師として陶芸に励み、28歳で福光に戻りました。

退職後は、彫刻に専念し、県内の美術文化振興に貢献。

また、福光美術協会の初代会長を務め、日本美術院展覧会や自身が立ち上げに携わった粲々会(さんさんかい)などで活躍しました。。松村作品は、何気ない生活の1コマを切り取ったものが多く、「雪かき人夫(にんぷ)」もその1つです。

これは、第20回日本美術院展覧会で入選を果たした作品で、蓑(みの)を身に着けた男性の雪を持ち上げる様子がリアルに彫られています。

その他、昭和天皇御成婚記念に松村が制作し、富山県から献上した鳳凰像の原型も展示され、存在感を放っていました。

「高潔なる表現を求めて 彫刻家 松村秀太郎展」は、今月29日まで福光美術館で開催されています。
 
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