絵本作家・葉 祥明(よう しょうめい)さんの作品を集めた展覧会、「葉 祥明展〜メルヘンの風にのせて〜」が小矢部市で開かれています。

画家や絵本作家として活躍している葉 祥明さんは、1973年に絵本「ぼくのべんちにしろいとり」でデビュー。優しい色合いで描かれた葉さん独特の世界は、見るものを魅了し続けています。

今回の展覧会では、葉さんが初期に描いた「メルヘン画」や代表的な絵本作品の原画など、９５点を紹介しています。

作品の多くには、詩人としても活躍する葉さんのさりげなくも温かな言葉が添えられています。また会場には閲覧用の絵本が置かれ、来場者が自由に手に取って楽しむことができます。

３月７日に行われたオープニングセレモニーには葉さんが出席し、作品に込められた思いなどを解説しました。葉さんは、来場者に「身近な芸術に触れることでアートを楽しむ習慣が生活の中に根付くようになってほしい。会期中、何度でも来て楽しんでいただきたいです」と呼びかけました。作品を鑑賞した人たちは、葉さんの優しさがあふれる「メルヘンの世界」にすっかり引き込まれているようでした。


「葉 祥明展〜メルヘンの風にのせて〜」は４月５日までアートハウスおやべで開かれています。