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佐々木月光 遺墨展 3月20日〜22日
 
2020年4月20日 砺波市 スポーツ・文化






書道家、「佐々木 月光(ささき つきかげ)」さんの「遺墨展(いぼくてん)」「たらちね」が砺波市の北日本(にっぽん)新聞 砺波支社ギャラリーで開かれました。

この作品展は、去年亡くなった、砺波市出身の書道家「佐々木 月光」さんの作品を集めたもので、「彼岸に合わせて、多くの方々に作品にふれてもらいたい」と、娘の「佐々木 浩子」さんが開いたものです。

「佐々木 月光」さんは、昭和8年に砺波市大窪に生まれ、18歳の時に県展で初入選し、25歳の時に「第1回 毎日前衛書展」で秀作賞を受賞。その後も、「現代女流書展」や「書道芸術院展」に出品するなど活躍し、平成13年からは、北日本新聞 砺波支社のカルチャー教室で書道の講師も務めていました。

会場には、「佐々木 月光」さんの女学校時代から、晩年までの、「かな」や「近代詩」、「前衛書」などの作品、およそ40点が展示されました。

こちらは、亡くなる半年ほど前に書き上げた作品「双(そう)による」。
第72回 書道芸術院展に出展された、迫力ある筆遣いが印象的な作品です。

会場には作品のほかにも、佐々木さんが愛用していた「筆」や「すずり」なども展示され、訪れた人は、在りし日の佐々木さんの面影を思い浮かべていました。

ところで、作品展のサブタイトル「たらちね」とは、「母親」にかかる枕詞で、深い愛情で包み込んでくれている母親、そして、その母に対する信頼を表しています。

企画した娘の浩子さんは、「母の交友の広さに驚いた。多くの方に作品を見ていただけて嬉しい」と話していました。

 
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