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般若地区 猪用電気柵整備事業  4月26日
 
2020年5月25日 砺波市 地域・社会






砺波市般若(はんにゃ)地区で、猪から住民や作物を守ろうと侵入防止の電気柵と、防草シートが新たに設置されました。

般若地区では、野生の猪が畑や山を荒らす被害が多く発生しています。そこで、地区の農家らでつくる「般若地区鳥獣(ちょうじゅう)被害防止対策協議会」と、「般若自治振興会」が、2015年から毎年春先に、電気柵を設置しています。

電気柵は、ポールと2本の電気線を繋ぎ合わせたもので、猪の鼻などが線に触れると感電する仕組みになっています。
しかし、被害が後を絶たないことから、今回新たに防草シートを設置しました。

防草シートは、電気柵に雑草が触れることで漏電し、効果が薄れることを防ぐほか、従来行っていた除草作業の軽減にも繋がります。

設置作業にあたった住民は、二つの班にわかれて、柵のポールや、シートを固定する杭を2メートル間隔で打ち込み、電気線の取り付けを行いました。

般若自治振興会 牛古 一善(ぎゅうこ かずよし)会長「農産物の被害もさることながら、やはり一番困るのは人的な被害が発生することが、一番心配です。まあ、そうしたことから集落内への猪の侵入を是非防ぎたいということで、今後ともこの事業を継続して、進めていきたいと思っております。」

般若地区では、電気柵の他、フェンスや金網など、およそ6キロメートルにわたって設置し、猪の侵入対策をとっている他、猪の足がはまって動けなくなる「テキサスゲート」を去年7月に導入するなど、対策を強化しているということです。
 
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