旧小杉町出身の日本画家「郷倉 千靭（ごうくら せんじん）」の作品を集めた企画展が開かれている。

旧小杉町出身の「郷倉 千靭（ごうくら せんじん）」は、富山県を代表する花鳥画家だ。
　
福光美術館で開催中の企画展「花鳥画という宇宙　郷倉千靭展」には、富山県内で所蔵・収蔵されている作品、２３点が展示されている。
　　
中には、城端別院 善徳寺所蔵の「四季花鳥図」は、１８面の襖にブッシュカンや白樺、芭蕉や椿が明るく柔らかな色調で描かれた大作で迫力がある。

また、六曲一双の屏風絵「山の夜」は、水に映る月と、木の上の小動物を大胆な構図と色合いで描かれている。

このほか、郷倉がインド各地を旅したあとに描いた「仏教画」なども展示されており、それらの作品はどれも、県内の図書館や美術館などに収蔵・所蔵されているものばかりで「郷倉 千靭（ごうくら せんじん）」の作品が一堂に鑑賞できる展示会となっている。

「花鳥画という宇宙　郷倉千靭展」は、７月５日まで福光美術館で開かれている。