小矢部市のクロスランドおやべで「尾ア真理展―雨あがり―」のワークショップが行われ、訪れた家族連れらが「箔押し(はくおし)」を体験した。
このワークショップは、日本画で用いられる「箔」を貼る技法を体験してもらおうと、アートハウスおやべが企画したものだ。
この日は、現代日本画家の「尾ア 真理(おざき まり)」さんが講師となり44組の家族連れらが参加した。
会場には、尾アさんの出身地である朝日町の「ヒスイ海岸」で集めた様々な形の石が並べられ、まず、参加者が気に入った石を選び、それに日本画にも使われる接着剤「膠(にかわ)」塗り、箔をのせていった。
参加者のほとんどが初めての体験で、薄い金箔を慎重にもちながら真剣な表情で作業していた。
その後、石についた余分な箔を落とし、剥がれないようドライヤーで乾かしていました。
完成した作品は、まだら模様のものや、キラキラ輝くものなど様々で、参加者は日本画の技法の奥深さを感じていた。
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