トップ > ニュース >まちのニュース >アートハウスおやべ開館5周年展 あゆのかぜいたしくあゆはしる―見えないものに触れる時―8月29日

まちのニュース

アートハウスおやべ開館5周年展 あゆのかぜいたしくあゆはしる―見えないものに触れる時―8月29日
 
2020年9月14日 小矢部市 スポーツ・文化






アートハウスおやべで、開館5周年展「あゆのかぜいたしくあゆはしる―見えないものに触れる時―」が開催されている。

これは、アートハウスおやべが今年の9月で開館5周年を迎えたことを記念して企画されたもので、国内で注目を集めている若手作家の「大城 夏紀(おおしろ なつき)」さん、「本橋 大介(もとはし だいすけ)」さん、「江藤 玲奈(えとう れいな)」さんの3人の作品が展示されている。

タイトルの「あゆのかぜいたしくあゆはしる」は万葉の歌人・大伴家持が富山で読んだ歌の一節を引用したもので、会場には家持の歌に込められた「異郷の地・富山への愛着」と「都への望郷の思い」という相反する思いの「差異とずれ」「照応と変換」をコンセプトにしている。

開催初日には作家によるギャラリートークも行われ、その中で大城さんは、今回の展示では、家持の歌に多く出てくる鳥や植物の模様を取り入れ、家持が見た富山の風景をイメージしたインスタレーション作品を制作した、と解説していた。

また、版画家の本橋さんは、版木と和紙を組み合わせた作品を、県出身の江藤さんは、キャンバスにランダムに垂らした墨を星座のようにつなぎ合わせた動物や植物を描いたほか、ストッキングを用いた動物の半立体作品を出品した。

会場を訪れた人は、作品を一つ一つ興味深そうに見て回り、3人が作り出した独特の世界を楽しんでいた。

この「あゆのかぜいたしくあゆはしる―見えないものに触れるとき―」は9月27日まで開かれている。

 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.