南砺市の広瀬舘(ひろせたち)少年少女消防隊が「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞し、田中南砺市長に喜びを報告した。
南砺市役所を訪れたのは、福光南部小学校に通う、広瀬舘少年少女消防隊の子どもたち4人と関係者ら6人。
広瀬舘地区では、1921年から、子どもたちが「火の用心の歌」を歌って地区を巡回している。
現在は、1年生から6年生の子どもたち22人が、月2回、土曜日の朝に拍子木や鐘を打ち鳴らしながら、およそ3キロを歩き、防火を呼びかけている。
また、近年では、一人暮らしの高齢者宅への見守り活動も行っていてそれらの功績が評価され、今回、「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞した。
田中市長は、「現役の子どもたちはもちろん、活動をサポートしてこられた地域の方々にも感謝いたします。これからも伝統を繋げていってください」と祝福し、エールを送った。
広瀬舘少年少女消防隊の活動は、今年で99年目を迎え、OBらは「今回の受賞を励みに、100周年に向け、伝統ある活動を続けていきたい」と話していた。
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