小矢部市の総合防災訓練が行われ、市民が防災への心構えを新たにした。
小矢部市総合防災訓練は、防災関係機関の連携を高めるとともに、住民の防災意識の向上を図ろうと行われ、およそ200人が参加した。
訓練は北陸地方に秋雨前線が停滞したことにより市内と南砺市に大雨洪水警報が発令され、河川が氾濫する恐れがあるという想定で行われた。
午前8時の訓練開始と共に津沢小学校の体育館に災害対策本部が設置され、地区住民に避難指示が出された。
今回は、避難所の新型コロナウイルス感染症対策も合わせて行われ、体育館の入り口では避難者の検温や消毒が行われた。
体育館では避難者が段ボール製の簡易ベッドを組み立て、避難所開設の手順を確認していた。
屋外では、ボランティアブースや炊き出しブースが設けられた。
また河川の氾濫に備えた水防工法訓練も行われ、参加者が土のうの作り方や積み方など水防に対する知識を身に付けていた。
訓練の最後に、災害対策本部長の桜井市長が「住民の生命・財産・健康を守ることが私たちの責務だと思います。防災対策には訓練に勝るものはないということを、みなさんと共にしっかりと肝に銘じていきたいと思います」と述べ、参加者が防災への意識を高めていた。
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