JR城端線と氷見線のLRT化について考える学習会が開かれ、参加者が公共交通の将来について理解を深めた。
LRTとは「ライト・レール・トランジット」の略で次世代型路面電車をさす。 この学習会は、県や沿線の市、JR西日本が城端線・氷見線についてLRT化を検討していることから、沿線の市民団体、呉西地区交通まちづくり市民会議が企画した。 会場には県内外から事前予約があった高校生から一般までのおよそ40人が参加。 はじめに富山大学都市デザイン学部・教授の「本田 豊(ほんだ ゆたか)」さんがLRTの生い立ちや歴史などを説明した。 その中で、世界の都市で交通手段として利用されているLRTの中には、電力を供給する架線の無い場所で走る、電力にたよらないエンジンを搭載した電車や、架線から電力を充電蓄電し走行できる最新型があることなどを解説した。 また富山港線のLRT化に17年間携わった、富山市路面電車推進課指導官の「谷口 博司(たにぐち ひろし)」さんが「富山港線を路面電車化により再生した富山市の取り組み」について講演した。 呉西地区交通まちづくり市民会議は、「城端線、氷見線のLRT化には車両編成数や乗客収容などまだ課題が多いとして、今後、年に3回から4回は学習会や視察などを行い、LRTの知識・情報を集め理解を深めていくことにしている。
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