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城端別院善徳寺の古文書デジタル化始まる 10月8日
 
2020年10月26日 南砺市 地域・社会






城端別院善徳寺では、所蔵している古文書のデジタル化保存作業が始まった。

善徳寺は、「永禄(えいろく)」2年(1559年)に、現在の場所に移って以降、一度も火災にあったことがなく、歴史的に貴重な古文書や絵画、工芸品が数多く残されている。

今回行われている「デジタル化作業」は、昨年発足した「善徳文化護持研究振興会(ぜんとくじ ぶんかごじ けんきゅうしんこうかい)」が、県指定文化財9309点をはじめ、未整理のものなどをデジタル画像に変換するものだ。

作業は、光による劣化を防ぐため、非接触型のスキャナーで画像化し、専任職員2人が、専門家の指導を受けながら、1日あたり400枚、作業を業を進めています。

また、処理を待つ古文書は、虫食いやカビなど、劣化が進行しない様に「燻蒸処理(くんじょうしょり)」を施し、除湿剤、防虫剤と共にプラスチックケースに保管された。

すべての古文書をデジタル化するには、およそ3年かかる見込みで、合わせて行われる解読・現代語訳は、京都の大谷大学教授らが中心となって進められるという事だ。
 
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