庄川美術館で、南砺市福野出身で砺波市庄川在住の木工芸作家、米道正幸(よねみち まさゆき)さんの作品展が開催されている。
この展覧会には、米道さんが制作したお盆やお皿、鉢や、作品を作るときに使う道具など、およそ500点が展示されている。
米道さんは、中学校を卒業後、井波で彫刻の修行を積み、5年後に独立し「らんま」や「天神様」づくりを行ううちに、次第に木目模様の美しさと面白さにひかれていきました。
その後、「刳物(くりもの)」を中心とした木工芸作品を作りはじめ、今までに数多くの作品を制作してきた。 会場には、木目にこだわって制作された初期作品や新作、近作が並び、その中の「翼(ひよく)」は「欅(けやき)」の木でつくられていて、金粉が施されたことで、木目の美しさが際立っている。
この日は、米道さんによる作品解説も行われ、作品の特徴や制作過程のエピソードなど、来場者は興味深そうに話を聞いていた。
「米道正幸展 刳物の仕事と道具」は今月8日まで庄川美術館で開催され、7日、8日の午後2時からは米道さんによる作品解説も行われる。
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