トップ > ニュース >まちのニュース >商店街リノベーションに関する発表会 2月22日

まちのニュース

商店街リノベーションに関する発表会 2月22日
 
2021年3月15日 小矢部市 地域・社会






富山大学芸術文化学部の学生が、石動地区の商店街活性化のアイデアを発表した。

これは、石動駅前商工会ビル「める・びる」の改修にかかわった富山大学の「萩野 紀一郎(はぎの きいちろう)」准教授の講義の一環として、2017年度から開かれているもので、今回は富山大学芸術文化学部の3年生7人が商店街関係者や市の職員らを前に発表した。

今年度は11月から現地調査をはじめ、およそ5か月かけて調査・研究し、アイデアをまとめた。

学生は、建築設計の視点を中心に空地や空き店舗が目立つ中心市街地の再生計画、リノベーションに着目。「防災建築街区」への提案が相次いだ。

防災建築街区は「老朽化した建物の密集」に伴うさまざまな災害リスクを軽減するため、石動地区が昭和40年代以降、鉄筋コンクリートで作られた長屋式の建物を段階的に導入してきたものだ。

防災建築街区は整備からおよそ50年経過し、全国的に再整備の必要性が議論されていますが、今回の発表ではコミュニティスペースとカフェの設置も提案された。


また、発表の中には「防災建築街区の裏側も魅力的」と語る学生もいて、リノベーションのアイデアとして、アーティストが一定期間滞在し、作品制作に打ち込みながら情報を発信する「アーティストインレジデンス」も提案していた。

このほか、「小矢部市内に多い寺院を活用できないか」という意見や、「まちあるきマップ」を紹介するなど積極的な発表が行われていた。

この、地図に加えて提案があったのは、「キャリースツール」など、散策を楽しむためのグッズづくりで、座面の素材に宮島杉を使ったり、地元の染色家に参加してもらったりする小矢部の特色を生かしたアイテムとなっていた。


今回、学生から提案のあった、市民が作ったランプシェードで通りを照らすアイデアは、今後、地元のまちづくり団体主催のイベントで試験的に行われることが検討されている。

 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.