南砺市内５つの土地改良区の統合を前に、合併予備契約の調印式が行われた。


南砺市では過疎化や高齢化によって土地改良施設の管理が困難になってきているだけでなく土地改良区の機能低下も懸念されていた。

このような状況のなか、福野、城端、井口、井波、福光５つの土地改良区は平成２９年度から運営基盤と組織体制強化を図るため勉強会を実施し令和元年度に南砺市内土地改良区組織強化検討会令和２年度には統合整備推進協議会を発足させるなどして合併に向けた話し合いを進めてきた。

推進協議会の「岩田 忠正（いわた ちゅうせい）」会長は「南砺の将来の農業の担い手として発展するために皆さんと再スタートを切りたい」とあいさつした。

合併することにより運営の効率化や経費負担の軽減、次世代を担う職員の育成、技術的支援を充実させることが期待される。

今年７月に各土地改良区で合併を議決、予備契約書の承認、そして、来年の２月に正式合併する予定だ。