木造建築物が密集する地域での火災を想定した消防訓練が、小矢部市中心部で行われた。
訓練は、「八和町」と「城山町」周辺で行われ、八和町の「永傳寺」付近から出火し、その火が南風にあおられて林に燃え広がり、住宅密集地に延焼したという想定で行われた。

訓練では、まちなかの防火水槽から火災現場へ、いかに素早くポンプ車のホースを中継するかといった連係作業に重点が置かれ、午前９時３０分の訓練開始と同時に、市内の各消防団の車両が一斉に現場に到着し、およそ１３０人の団員がてきぱきとした動きで寺や山に向かって放水した。

訓練のあと、市民交流プラザ前に移動し、市内１８の分団、車両２０台による分列行進が行われた。

続いて、石動中学校のグラウンドで桜井市長や��橋佐多史団長らによる観閲が行われ、団員らは万が一の事態に備えて気を引き締めていた。