砺波地域で活躍する作家の作品を集めた３年に一度の展覧会トリエンナーレとなみ野美術展２０２２が砺波市美術館で開かれている。

となみの美術展は、トリエンナーレ形式として３年に一度開かれており、会場には、砺波市・南砺市・小矢部市を拠点に活躍する美術作家の新作・近作が展示されている。

今回は日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の６部門から１３１人が出品し、その中の「となみ野美術大賞」を受賞した日本画部門の小野美恵子さんの作品「ガーデンハウスの猫」は少し眩しい景色の中で、影に潜む猫に気づき、そこに目を向けた時の全体の印象や、見える世界を上手く表現した作品。

新人賞を受賞した工芸部門の志観寺 愛さんの作品「シルエット」。伝統的な工芸の装飾を生かしながらも、造形的な作品のあり方を追求し、新人賞にふさわしい作品となっている。

このほか会場内には砺波地域の作家の意欲作も展示され、来場者が３年に一度の展覧会をじっくりと鑑賞していた。

トリエンナーレとなみ野美術展２０２２は砺波市美術館で７月３１日まで開かれている。