砺波地域消防組合消防本部と庄川遊覧船株式会社が、砺波市庄川町の小牧ダムで潜水救助訓練をおこなった。
この訓練は、今年の4月に北海道・知床半島沖で起きた観光船事故を受け、潜水救助隊と庄川遊覧船株式会社との連携を図り、救助方法の手順を確かめることを目的に今回初めて行われた。
訓練は船が水中の木に接触した衝撃で乗客2人が川に転落し、エンジンルームの浸水によって動かなくなったという想定で行われ、事故が発生し庄川遊覧船株式会社の職員が119番通報駆け付けた潜水救助隊が事故概要や船舶の位置・状況を確認した。
そして、現場にドローンを飛ばし、周辺の状況を確認。救命ボートに4人の潜水救助隊が乗り込み転落した乗客の救助に向かった。
そのあと船内に取り残された乗客を避難用のはしごを使って救命ボートに乗せ、桟橋まで移動した。
隊員らは正確な情報を共有するため声を出し、庄川遊覧船の職員と迅速な連携を図っていた。
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