サッカーＪ３・カターレ富山のスクールコーチが講師をつとめるサッカー教室が開かれた。

このサッカー教室は、石動信用金庫からの寄付金を小矢部市スポーツ振興基金とし、その利息の一部を活用して行われているもので、石動、大谷、蟹谷の市内３つの中学校の
サッカー部員、あわせて４０人が参加した。

講師は、カターレ富山の普及・育成コーチ５人で、基礎技術を中心に２時間、実践的な指導をした。

教室では、パスをつないでゴールを決めきることを目標とし、最初に、生徒たちひとりひとりのパスを見たあと、「パスは、相手が一歩も動かない正確さが必要で、コーチたちは、ゴールを決めるには、思いやりが大事」だと中学生に教えていた。

カターレ富山のサッカー教室は、コロナ禍による中止などがあり、２年ぶりの開催で、先月からカターレ富山の指揮をとる小田切 道治新監督は、コーチ時代に小矢部で何度も指導していた。

教室の終盤、正確なパスを念頭においたシュートと守備の練習がおこなわれ、プレーの内容で「パスの意識」ばかりが強くなると、コーチは「最優先はゴールに向かうこと」だとアドバイス。生徒は、相手ディフェンスの隙をみて積極的にシュートを選択していた。

参加した生徒たちは、実践的な指導に刺激を受けたようで、教室の最後まで、はつらつと体を動かしていた。