砺波市で総合防災訓練が行われた。
この訓練は、的確で迅速な避難を行えるよう避難行動を確認するほか、新型コロナウイルス感染症を踏まえて、災害発生時の感染症対策をほどこした避難所運営を確認するために砺波市が実施した。
この日は、「集中豪雨による庄川左岸及び小矢部川右岸で越水や堤防決壊の恐れがある」という想定で行われ、砺波市の五鹿屋地区をメイン会場に、周辺の地域住民らおよそ400人が参加した。
砺波南部小学校では、体調不良者がいた場合の対応や衛星システムで避難者の安否を登録できる衛星通信端末「Q-ANPI」について理解を深めた。
また、新型コロナウイルス感染対策として今回、避難所を分散した訓練もおこなわれ、一部の住民は地区内のお寺に避難した。
五鹿屋地区では浄蓮寺が会場となり、本堂でテントや段ボールベッドを組み立てるなど、避難所運営を訓練した。
夏野砺波市長は「訓練をやってみて初めて分かったことがあると思います。これを機に、再度自分の命を守るという観点で防災について考えてみてください」と参加者に呼びかけていた。
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