南砺市井口地域にある小中一貫校「南砺つばき学舎」の子どもたちがツバキの取り木作業を体験した。
南砺つばき学舎では、井口地域の花として親しまれているツバキに理解を深めようと、地域の方々から学ぶ「椿学習」を開いている。
今回は、中等部の7、8年生の生徒19人がいのくち椿館の大西 毅彦館長から、取り木の作業を教わった。
生徒らは、今年5月に、椿の枝を移植し、根を出させる作業をおこなっていて、この日は、その枝を切り取り、鉢に植えるまでを体験した。
根の発育状況はビニールを外してみないとわからないということもあり、生徒たちは恐る恐る自分の枝を確認。その後、根に付いたミズゴケをきれいに洗い落とした。
大西館長が「水の中で根を洗うとき、優しく丁寧に洗うこと」や「咲かせる花は1つにするため、それ以上のツボミは間引くこと」など作業のポイントを生徒に呼びかけると、生徒らは友人同士相談しながら懸命に取り組んでいた。
生徒らは来年3月頃の開花を楽しみに、水やりなどの世話を継続的に行っていく。
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