遺言書の紛失や改ざんを防ぐ法律や制度について学ぶ法律講座が開かれた。
小矢部市民図書館では、9月16日から1カ月にわたって「遺言と相続に関する新しいルール」についての企画展示を開催したが、その最終日、富山地方法務局砺波支局の干場 昌幸支局長が、法務局が重要施策に位置付ける「自筆証書遺言書保管制度」と「法定相続情報制度」についての出前講座を開いた。
その中で、2020年7月から始まった「自筆証書遺言書保管制度」の紹介があり、自宅の金庫や仏壇、タンスなどに保管していた遺言書を法務局に預けることができ、いざという時に見当たらない、紛失トラブルを防ぐことなどが説明された。
講座では、遺言書の原本は死後50年間、データは150年間保管することや、保管の手数料は3900円かかることなど、制度にまつわる具体的な説明もあり、講座に参加したひとたちは、具体的な事例に耳を傾けていた。
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