雪道での運転経験が少ない若手社員を対象にした安全運転講習会が、砺波自動車学校で開かれた。

この「雪道安全運転講習会」は、砺波市内の事業所に勤務する若手社員が、通勤時や職務中に、降雪時の事故などに遭わないよう、対処法を学んでもらおうと、砺波市交通安全協会の安全運転管理者部会が開いた。

この日参加したのは、１０代から２０代の２１人で、まず屋内でタイヤチェーンの取り付けを体験した。

参加者は、チェーンは、駆動輪にかけることや、表と裏を間違えないことなど、教官からアドバイスを受けながら、取り付けの手順やコツを学んでいた。

また、教習コースでは、実際に車に乗り込み、雪にタイヤを取られ動けなくなる「スタック」を想定した脱出方法、急ブレーキ体験、危険回避のハンドル操作とブレーキングなどの実技指導を受けた。

その後の座学では、実際の走行映像を見ながら、雪道に潜む危険個所や、圧雪路や凍った道での予想外の車の動き、そして緊急時の対処法などを確認していた

参加者は、まだまだ降ることが予想される雪に備え、安全運転の意識を再認識していた。