庄川美術館の最終企画展「さよなら庄川美術館展」が開かれている。
これは庄川美術館が老朽化により2023年度末で閉館になることを受けて、最後の企画展として行われているもので、庄川美術館の収蔵作品や資料が展示されている。
会場には庄川町出身の彫刻家 松村外次郎の作品や松村外次郎と交流のあった作家、庄川町にゆかりのある作家の作品50点が並んだ。
庄川美術館は松村外次郎が作品を寄贈したことがきっかけで、1989年に県内4番目の美術館として開館し、県内初の地方美術館として建設ブームの火付け役となった。
松村外次郎 代表作のひとつ「半円中の結縁」は一本の大木から削り出した作品で、男女の愛し合う姿をあらわした具象作品。
松村外次郎が生涯の最後に制作した作品「蓮如上人吉崎」。福井県の吉崎御坊を訪れた松村外次郎は蓮如上人の生涯を感じとり自らモデルとなって完成させた作品。
庄川美術館34年の歴史を辿る「さよなら庄川美術館展」は3月21日火曜日まで開催している。
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