砂防事業の大切さについて学ぶ「砂防教室」が石動小学校で開かれた。
この教室は、石動小学校の裏山が地滑り危険区域に指定されていることから、6月の土砂災害防止月間に合わせて、県高岡土木センター小矢部土木事務所が毎年開いている。
授業には6年生が出席し、はじめに、実際の土砂災害の映像や資料で土砂災害が、地滑り・崖崩れ・土石流に分けられ、それを防ぐのが「砂防」であることや、土砂災害の恐ろしさを学んだ。
また、山の模型を使った実験も行い、溜まった地下水が大地を持ち上げ、地滑りが発生する様子を観察した。
そのあと、校舎の裏山にある地滑り防止施設を見学。児童たちは、地下水を集める「集水井」を見たり、その排水量を測る体験をしたりして、身近な場所にも土砂災害の危険がひそんでいることや地滑り防止施設の大切さを実感していた。
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