ＩＣＴ・情報通信技術やデジタルデータを活用し、地域課題の解決を目指す「デジタル南砺協議会」が設立された。

「デジタル南砺協議会」は、地域行政や地域情報をリアルタイムに可視化・データ分析を行う事で、２０１９年に南砺市と東京大学生産技術研究所関本研究室が中心となり立ち上げた「デジタル南砺研究会」を発展させた。

設立総会には、南砺市内の様々な業種の代表やＩＣＴ関連会社、南砺市役所情報政策課などからオンラインを含め１１人が出席した。

協議会の会長に選出された田中市長は「住民主体の、より地域に密着した活動になるよう協力していきましょう」とあいさつした。

総会後の第１回推進会議では、「気象データマッピング」や「五箇山３次元データ」など、進行中のプロジェクトが紹介されたほか、富山県知事政策局デジタル化推進室の中本 亮情報システム課長が「富山県庁のＤX推進について」と題して講演した。

中本さんは「生活が便利でより良いものとなるよう、デジタル技術を積極的に活用した県民本位の行政サービスの実現を目指したい」と話し、情報通信技術利活用の展望を説明した。

なお「デジタル南砺協議会」が蓄積した情報は、誰でも利活用する事が出来るようになる。