砺波地域消防組合南砺消防署が、ゴルフ場で傷病者が出た場合を想定したドクターヘリ離着陸訓練を行った。
南砺市井口のトナミロイヤルゴルフ倶楽部で行われた訓練には、トナミロイヤルゴルフ倶楽部や南砺消防署、南砺市民病院ドクターカー、富山県ドクターヘリなどが参加して行われた。
訓練は、ゴルフプレー中に「プレーヤーがハチに襲われショック状態となった想定」と 「心筋梗塞で倒れた想定」で行われた。
このうち、プレーヤーが心筋梗塞で倒れた想定の訓練では、ゴルフ場の職員が119番通報し、救急隊とともに出動した南砺市民病院のドクターカーの医師と看護師が現場で救命処置を行った。また、ゴルフ場からの通報と同時に要請を受けたドクターヘリがゴルフ場のフェアウェイ上に着陸。患者をドクターヘリの医師や看護師に引き継ぐまでの連携を確認した。
訓練後の講評では、「ゴルフ場では傷病者のいる場所までいかにスムーズにいけるか、そして少しでも早く救急隊に引き継ぐことが出来るかが重要」といった課題が出た。
トナミロイヤルゴルフ倶楽部では、過去に利用者が心肺停止状態となり救命処置を行った経験から、ドクターヘリが着陸できる場所を17か所設けていて、利用者のためにこれからも訓練を行っていきたいと話していた。
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