福光美術館で「第19回南砺市美術展」が開かれた。
今回の美術展には、南砺市民と南砺市にゆかりのある人たちから応募があった一般作品134点、招待・委嘱作家の作品114点、合わせて248点が展示された。
会場の福光美術館には、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の部門ごとに作品が並べられた。
市展大賞は以下の通り。
日本画部門、川合千明さんの「貨車」。重厚感が溢れる貨車と自然に生える雑草との調和がとれた作品。
洋画部門、野畠峰彦さんの「回想」。描かれた女性3人の心情を、繊細に描きこまれた表情で表現している。
彫刻部門、土屋裕さんの「cosmic inflencer」。鉄や発泡スチロールを加工し未来都市を創造したようなユニークな作品。
工芸部門、「GUARDIAN CAT」。土屋裕さんは、2部門での大賞受賞となった。
書部門、中川美津子さんの「天さかる」。流れるような筆遣いと散らし書きの完成度の高さが評価された。
写真部門、滝本清さんの「母と子」。親子の田植えを切り取った、家族の絆を感じられる温かい作品。
会場を訪れた人は、意欲作の数々をじっくり鑑賞していた。
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