小矢部市内の年長児から高校生までが制作した、美術作品を展示する「おやべ＊みんなのアート展」が現在、アートハウスおやべで開かれている。

「おやべ＊みんなのアート展」は、子どもの発達段階ごとの美術表現を大切にすることと、作品鑑賞を通じて各世代間の交流を図る目的で開かれている。

４回目の開催となった今回は、小矢部市内８つの保育所やこども園の園児、小学生、中学生、高校生が制作した作品１８９点が並んだ。

このうち、市内の年長児およそ１６０人による「こぼれる色彩たち」は、去年７月に開かれたワークショップで制作された作品。

作品は、市内の臨床美術士・前田昌子さんの指導のもと、子どもたちが透明な塩化ビニール板にカラフルな線やイラストを描いた。

開幕前日の内覧会を訪れた津沢こども園の年長児２４人は、天井からつらされた作品を見上げ自分の名前や自分が描いたイラストをうれしそうに探していた。

この他会場には、小学生から高校生が制作した個性豊かな絵画、立体、書の作品が並んでいる。

おやべ＊みんなのアート展は、２月２５日まで開かれている。入場は無料。