南砺市内の保育園で、塩分量を減らした減塩料理の献立が提供され、園児たちが味わった。

南砺市では、２０２１年度の３歳６か月児を対象とした検診で「尿中塩分測定」を行ったところ、およそ４割の子どもたちが目標量よりも多く塩分を摂取していることがわかった。

それを受けて、南砺市では今年度、減塩料理のアイデアレシピを集めた「なんと減塩（へるしお）レシピコンテスト」を開催し、「五箇山豆腐を使ったナゲット」が最優秀賞に輝いた。

２月１６日には、その「五箇山豆腐を使ったナゲット」が、南砺市内公立１２の保育園で提供され、「井波にじいろ保育園」では、およそ１８０人の園児が味わった。

「五箇山豆腐でナゲット」は、鶏ひき肉に五箇山豆腐を加え、食塩の代わりに「赤カブの漬物のみじん切り」と「減塩の鶏ガラスープの素」を入れることで、塩分量は抑えながらも、味付けがしっかりとしたナゲット。

途中、管理栄養士の職員が「塩分を摂りすぎるとどうなるのか？」といったことや「食べ物に含まれている塩分量について」などをフリップを交えながら子どもたちに分かり易く説明していた。