加越線資料保存会のみなさん
昭和47年に廃線となった加越能鉄道・加越線は、今年の9月に廃線から40年目を迎えます。石動から津沢、福野、井波、庄川の各町を結んだ鉄道として、57年間走り続けたローカル私鉄でした。 40年の時の流れとともに、当時の資料などが静かに消え、また人々の記憶も風化していこうとしています。「加越線」の記憶を風化させたくないとの思いから、資料の保存・収集を目指しているのが、加越線資料保存会です。 加越線保存会は、今年6月に結成されました。メンバーは、当時の加越線利用者、鉄道好き、OBなど10名です。主な活動としては、加越線(加越能鉄道株式会社)に勤務されていた方を訪ね歩き、写真や資料の収集を行ってきました。 現在は沿線各地で開催を予定している展覧会「あの頃 加越線が走っていた」の準備に追われています。先日、元社員のお宅から、設立当時の駅や線路についての記録や書類を預かりました。これらの資料を丹念に調査し、展覧会ではその一部を展示する予定にしています。 会長の宮脇逸郎さんは、「となみ野の先人たちが苦労を重ねて、ようやく一本に通じた歴史を、地域のみなさんに知っていただきたい。そして加越線を通じて地域を見直すきっかけにしてほしい」と話します。
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みなさんのお宅に、加越線ゆかりの品(看板、切符)や映像・写真などはありませんか?情報をお寄せください。心からお待ちしています!
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