2016/8/1 田中しあわせ会のみなさん 　毎週日曜日、城端線を走る観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」（愛称：べるもんた）に向かって、歓迎の横断幕を掲げて手を振る方々がいます。南砺市田中（吉江地区）の地域サロン「田中しあわせ会」のみなさんです。
　会の結成から7年を迎えた昨年、サロン活動の一環として、べるもんたに手を振る活動を始めました。やがて、「ようこそ、べるもんた」と書かれた布製の手作り横断幕を掲げるようになり、冬には雪だるまを作ったり、楽しみながら活動を続けています。活動には、地域の人たちや田中児童クラブの子どもたちも参加してくれています。
　取材に伺った6月は、新しい横断幕制作の真っ最中。ねつおくり行事にあわせて、七夕に見立てて願い事を書いた横断幕を制作していました。
　会の活動としては、平成２４年に田中にある班（字地名）の由来をちぎり絵風の紙芝居として制作し、地域の人や子どもたちに披露しました。普段は食事会や親睦会、芸能鑑賞や報恩講などを行って、交流を図っています。
　代表の織田さんは、「べるもんたの乗客のみなさんが手を振り返してくれることがうれしい。これからも続けていきたい」と話します。