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大門素麺「父の味守る」 砺波・41歳の黒田さん、公務員辞め後継者に 
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2015/12/10 砺波市 地域・社会


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 砺波特産・大門素麺(おおかどそうめん)の生産で、砺波市大門の黒田俊一(としかず)さん(41)が砺波広域圏事務組合を退職し、素麺の天日干しで知られる父・権一(けんいち)さん(66)の後を継いだ。権一さんがけがをしたためで「父の味を引き継ぎたい」と決意した。生産者の高齢化が進み、担い手不足が課題となる中、若手後継者の誕生に関係者が期待している。(砺波支社編集部長・井波光雄)

 黒田家は大門地区に素麺作りが伝わった江戸後期から生産を続ける。権一さんは昔ながらの天日干しを行う唯一の生産者で、昨年まで生産者を束ねる大門素麺事業部長を務めた。7月に転んで負傷し、生産に携わることができなくなった。

 大学卒業後、地方公務員として19年近く働いてきた黒田さんは素麺生産の経験は全くなく、家業を継ぐことについて考えたこともなかった。冬の厳しい寒さが強いこしを生む大門素麺は深夜から翌朝までの作業が中心で、組合勤務との両立は難しい。今冬の生産開始が迫る中で「素麺生産を廃業するか、公務員を辞めるか」と思い悩んだ。

 職人かたぎの一本気な性格で「権(ごん)ちゃん」の愛称で親しまれる権一さん。父の背中を見て育った黒田さんは「170年近い伝統の味を守る」と決心した。11月末で退職し、母のまさ子さん(67)から手ほどきを受け、小麦粉をこねて、生地を細くする作業などに取り組む。素麺作りの要で、経験による勘が大切な塩加減のこつを修得していくつもりだ。

 大門素麺は能登から技術が伝わり、1848(嘉永元)年に生産が始まったとされる。最盛期の昭和初期は生産者が60戸以上あったが、後継者が確保できず、昨年も1戸が生産をやめ、現在13戸まで減少した。黒田さんのほかにも、砺波市内の50代の男性が会社を退職して、新規参入しようと、ベテラン生産者に素麺作りを学ぶなど、伝統の味を守ろうとする動きが出ている。

 砺波特産・大門素麺(おおかどそうめん)の生産で、砺波市大門の黒田俊一(としかず)さん(41)が砺波広域圏事務組合を退職し、素麺の天日干しで知られる父・権一(けんいち)さん(66)の後を継いだ。権一さんがけがをしたためで「父の味を引き継ぎたい」と決意した。生産者の高齢化が進み、担い手不足が課題となる中、若手後継者の誕生に関係者が期待している。(砺波支社編集部長・井波光雄)

 黒田家は大門地区に素麺作りが伝わった江戸後期から生産を続ける。権一さんは昔ながらの天日干しを行う唯一の生産者で、昨年まで生産者を束ねる大門素麺事業部長を務めた。7月に転んで負傷し、生産に携わることができなくなった。

 大学卒業後、地方公務員として19年近く働いてきた黒田さんは素麺生産の経験は全くなく、家業を継ぐことについて考えたこともなかった。冬の厳しい寒さが強いこしを生む大門素麺は深夜から翌朝までの作業が中心で、組合勤務との両立は難しい。今冬の生産開始が迫る中で「素麺生産を廃業するか、公務員を辞めるか」と思い悩んだ。

 職人かたぎの一本気な性格で「権(ごん)ちゃん」の愛称で親しまれる権一さん。父の背中を見て育った黒田さんは「170年近い伝統の味を守る」と決心した。11月末で退職し、母のまさ子さん(67)から手ほどきを受け、小麦粉をこねて、生地を細くする作業などに取り組む。素麺作りの要で、経験による勘が大切な塩加減のこつを修得していくつもりだ。

 大門素麺は能登から技術が伝わり、1848(嘉永元)年に生産が始まったとされる。最盛期の昭和初期は生産者が60戸以上あったが、後継者が確保できず、昨年も1戸が生産をやめ、現在13戸まで減少した。黒田さんのほかにも、砺波市内の50代の男性が会社を退職して、新規参入しようと、ベテラン生産者に素麺作りを学ぶなど、伝統の味を守ろうとする動きが出ている。

© 北日本新聞


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