南砺市美術連合会は同市井波総合文化センターで役員総会を開き、新たな会長に木彫工芸家の川原和夫さん（８０）＝同市井波＝を選んだ。任期は２年。

　同連合会は２０１５年に設立され、初めての役員改選となった。初代会長の横山豊介さん（彫刻、本町・井波）は顧問に就いた。

　川原さんは日展会員。２３日、他の役員らと共に北日本新聞砺波支社と南砺総局を訪れ、「美術の本場・南砺を盛り上げ、より一層芸術の香り高い町にしたい」と抱負を述べた。来年開かれる同市いなみ国際木彫刻キャンプについては「同じ国際イベントの（ワールドミュージックの祭典）スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドとコラボレーションできたらいい」と構想を語った。

　総会では１１月の第１４回市展への協力などを盛り込んだ本年度事業計画を承認した。