南砺市議会は13日、臨時会本会議を開き、市庁舎を福光に統合する条例案を全会一致で可決した。庁舎がなくなる地域の住民感情に配慮し、庁舎跡地の有効利用や市全体の均衡ある発展への最大限の努力を求めた付帯決議を添えた。市誕生の2004年以来の懸案が解決された。
条例は福野、福光、城端、井波の旧4町に設置してきた庁舎を福光に統合する内容で、庁舎維持費の圧縮や利便性向上などが狙い。市議会9月定例会に提案されたものの、福光地域を中心とした議員が賛成、福野地域などの議員が反対し、賛否の色分けが鮮明になったため、採決せず、継続審査とした。
9〜11月の6回にわたる特別委員会審議の末、可決・成立にこぎ着けた。付帯決議を添えることで、福野地域の議員が賛成に回った。
13日の本会議では、才川昌一議長を含む全20議員が賛成し、条例案を可決。向川静孝氏(福野地域)を提出者に付帯決議を提案し、全会一致で可決した。
福光庁舎本館の内装工事や別館の耐震補強工事などに関わる実施設計業務委託料3241万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案(累計330億8562万円)も可決した。田中幹夫市長は提案理由説明で、20年7月の統合に向け、初期投資抑制を念頭に準備を進める考えを示した。
南砺市議会は13日、臨時会本会議を開き、市庁舎を福光に統合する条例案を全会一致で可決した。庁舎がなくなる地域の住民感情に配慮し、庁舎跡地の有効利用や市全体の均衡ある発展への最大限の努力を求めた付帯決議を添えた。市誕生の2004年以来の懸案が解決された。
条例は福野、福光、城端、井波の旧4町に設置してきた庁舎を福光に統合する内容で、庁舎維持費の圧縮や利便性向上などが狙い。市議会9月定例会に提案されたものの、福光地域を中心とした議員が賛成、福野地域などの議員が反対し、賛否の色分けが鮮明になったため、採決せず、継続審査とした。
9〜11月の6回にわたる特別委員会審議の末、可決・成立にこぎ着けた。付帯決議を添えることで、福野地域の議員が賛成に回った。
13日の本会議では、才川昌一議長を含む全20議員が賛成し、条例案を可決。向川静孝氏(福野地域)を提出者に付帯決議を提案し、全会一致で可決した。
福光庁舎本館の内装工事や別館の耐震補強工事などに関わる実施設計業務委託料3241万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案(累計330億8562万円)も可決した。田中幹夫市長は提案理由説明で、20年7月の統合に向け、初期投資抑制を念頭に準備を進める考えを示した。