南砺市は農地付き空き家を買ったり借りたりしやすくするため、空き家に隣接する農地を取得する際の下限面積を従来の５０アールから０・１アールに引き下げる。家庭菜園などに関心を持つ移住希望者に空き家と小規模な農地をセットで売り、空き家の有効活用や遊休農地の解消につなげる。

　農地を取得する際の下限面積は農地法で５０アールと定められているが、市農業委員会は市の空き家バンクに登録された空き家に付いている農地に限って、０・１アールから売買、賃借できるようにした。

　市は農地付き空き家の所有者や移住希望者に要件緩和を周知し、３月から空き家バンクへの登録や売買を始める。