訪日観光客、インバウンドの誘客につなげようと、旅行業関係者を対象にしたモニターツアーが行われた。

小矢部市では感染症終息を見据え、外国からの観光客・インバウンドの活性化や新たな旅行商品の開発に力を入れている。

今回モニターツアーに参加したのは、ニュージーランド、カナダ、フランス、ドイツ、中国などから参加した旅行業関係者７人で、この日は小矢部市内の観光施設など５カ所をめぐった。

一行は、ふるさと歴史館と桜町ＪＯＭＯＮパークで小矢部市の歴史にふれた後、胡麻島の宇川農産に向かった。

最新の栽培システムを持つ宇川農産では、１月から５月までイチゴの摘み取りを楽しむことができる。

一行は、英語の字幕入りで「摘み取り」について説明する動画を見たあと、ビニールハウスに入って摘み取りを楽しんだ。

参加者のほとんどは日本語が堪能で、ハウスのあちこちから「おいしい」「紅ほっぺがいい」などの感想が聞かれた。

また、津沢あんどんふれあい会館では、津沢夜高あんどん祭の歴史や魅力について説明を受けた。

参加者は、この日訪問した場所はどこもユニークで、日本の地方の文化を深く知ることができ、満足だと話していた。

金沢やアウトレットを訪れた人たちへ、どのように小矢部の魅力を伝えていくか。関係者は販路開拓に意欲を見せていた。