咲き誇るチューリップで知られる砺波市高波の観光圃場（ほじょう）で、地元園児が２０日、チューリップの摘花を体験した。

　高波地区球根組合（山本善一組合長）が管理する１・２ヘクタールの同圃場では、チューリップ１２品種８６万本を栽培する。摘花は、球根に養分を蓄え来年に向けて大きく育てるために行っている。

　高波幼稚園の園児２５人が畑に入り、赤に黄色の線が映える「ワールドファボリット」を摘み取った。両手いっぱいに花を持ち、「きれいだな」と笑顔を見せた。機械による摘花を見学し、機上から大量の花が舞い落ちる「フラワーシャワー」に歓声を上げた。

　２３日には同圃場で高波チューリップまつり写生大会が開かれ、摘花も体験できる。北日本新聞社後援。