南砺市上平、井波地域などのコースで１０月８日に開かれる五箇山・道宗道トレイルラン大会（北日本新聞社後援）に合わせ、参加者向けのオプショナルツアーが初めて実施される。もの作りや古い町並み散策を通じ、南砺の魅力をより深く味わってもらう。

　レース翌日の同９日に、三つのプランで実施する。一つは井波の木彫刻体験。木製のぐい飲みを作り、地元の造り酒屋で地酒の試飲を楽しむ。井波別院瑞泉寺門前の八日町通りも散策する。

　「越中の小京都」と呼ばれる城端地域中心部の町歩きでは、城端別院善徳寺や城端曳山（ひきやま）会館を訪ねるほか、町家で地元の銘菓とお茶を味わう趣向も用意している。

　もう一つは小牧ダム付近から上流の遊覧船クルーズ。２５分間にわたり、庄川の峡谷の美しさを楽しめる。

　１人当たり利用料は木彫刻体験が３千円、城端町歩きが２千円、遊覧船クルーズが千円。遊覧船は、実行委員会のホームページ上のチラシを持参すれば１割引きなどのサービスを受けられる。

　問い合わせは木彫刻、城端町歩きが市観光協会、電話０７６３（６２）１２０１、遊覧船が庄川遊覧、電話０７６３（８２）０２２０。