小矢部市は１８日、２０１９年度予算案を発表した。一般会計は過去最大だった前年度当初比１・２％減の１５９億５０１０万円で、１０年度以来９年ぶりに前年度を下回った。本格着工する石動コミュニティプラザ（仮称）と津沢あんどんふれあい会館の整備費を計上した。

　石動コミュニティプラザは四つの公共施設を統合する。７月着工、２０年８月の利用開始を目指す。８億４１２８万円を計上した。旧小矢部消防署津沢出張所を改修して整備する「津沢あんどんふれあい会館」は６月初旬の津沢夜高あんどん祭後に工事に入り、１９年度末完成予定。イベントの拡充など、津沢まちづくり協議会への委託事業費（３１０万円）も含め、１億１７８４万円を盛り込んだ。

　１８〜１９年度の継続事業で、２０年４月開園予定の大谷・蟹谷学校区の統合こども園整備には１５億７２３２万円を計上した。石動駅周辺整備事業では、２０年３月開館予定の新図書館の移転作業費などで１９００万円、駅前広場関連などで１億４２１０万円とした。人口減少対策として、結婚３年以内の世帯の住宅取得に上限５０万円を補助する制度を設けた。

　６特別会計と水道事業会計を合わせた予算総額は前年度当初比０・１％減の２３９億８１３１万円。