南砺市民生委員児童委員協議会（得能金市会長）の総会が２４日、同市地域包括ケアセンターで開かれ、田中幹夫市長が「南砺市の市政について」と題して講演した。

　田中市長は「超高齢、人口減少社会に立ち向かう覚悟が必要」と説明。一人一人の価値が重要となる社会に進むとし「持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）」の実現を目指していく必要があると訴えた。市の財政状況にも触れ「公共施設の再編に力を入れ、民生費や衛生費、教育費などに還元していきたい」と話した。

　本年度事業計画では、岡山市や埼玉県川口市の民生委員児童委員協議会との交流研修会などを決めた。講演に先立ち、得能会長があいさつした。