南砺市は24日、2021年度予算案を発表した。一般会計は前年度比1・7%減の320億円。3地域に残る旧庁舎跡地の利活用について、住民がまとめた構想の具体化に向けた調査費3470万円を計上した。市民が主体となって描いたまちの実現に向け取り組みを本格化させる。新型コロナウイルス対策にも重点を置き、30事業で感染防止と地域経済の回復を図る。
福野、井波、城端に残る庁舎跡地を巡っては、各地域の住民がそれぞれ利活用について協議してきた。
福野は旧庁舎=写真=を解体した上で、中心部の工場跡地に複合交流施設を建設する案を策定。井波は旧庁舎を一部改築し、アトリエ付きの宿泊施設を整備する構想を取りまとめた。両地域の案について、市は維持管理費などの実現可能性や施設整備に民間資金を活用する「公民連携」の手法を調査、研究する。
城端は老朽化した地域内の公共施設を1カ所に集約する案をまとめており、市は施設を新築、改築した場合の費用を調べる。
新型コロナの対策事業には3億7973万円を計上した。非接触型決済サービスの利用に対するポイント還元事業を再度実施。市内の宿泊施設を最大5割引きで利用できるキャンペーンも、対象を市民から県民に拡大して行う。いずれも時期は未定で、感染状況を踏まえる。自転車を活用した「サイクルツーリズム」や旅先で仕事をする「ワーケーション」といった新たな観光の在り方も発信していく。
一般会計と6特別会計、3企業会計の予算総額は前年度比1・2%減の554億6380万円。
南砺市は24日、2021年度予算案を発表した。一般会計は前年度比1・7%減の320億円。3地域に残る旧庁舎跡地の利活用について、住民がまとめた構想の具体化に向けた調査費3470万円を計上した。市民が主体となって描いたまちの実現に向け取り組みを本格化させる。新型コロナウイルス対策にも重点を置き、30事業で感染防止と地域経済の回復を図る。
福野、井波、城端に残る庁舎跡地を巡っては、各地域の住民がそれぞれ利活用について協議してきた。
福野は旧庁舎=写真=を解体した上で、中心部の工場跡地に複合交流施設を建設する案を策定。井波は旧庁舎を一部改築し、アトリエ付きの宿泊施設を整備する構想を取りまとめた。両地域の案について、市は維持管理費などの実現可能性や施設整備に民間資金を活用する「公民連携」の手法を調査、研究する。
城端は老朽化した地域内の公共施設を1カ所に集約する案をまとめており、市は施設を新築、改築した場合の費用を調べる。
新型コロナの対策事業には3億7973万円を計上した。非接触型決済サービスの利用に対するポイント還元事業を再度実施。市内の宿泊施設を最大5割引きで利用できるキャンペーンも、対象を市民から県民に拡大して行う。いずれも時期は未定で、感染状況を踏まえる。自転車を活用した「サイクルツーリズム」や旅先で仕事をする「ワーケーション」といった新たな観光の在り方も発信していく。
一般会計と6特別会計、3企業会計の予算総額は前年度比1・2%減の554億6380万円。