静岡県の認定こども園で女児が通園バス内に取り残され死亡した事件を受け、南砺市は８日、送迎車両を導入している市内の３保育園に対し、乗降時の園児のチェックを再点検するよう指示した。

　市内では、園児１７人が乗用車やバスなどを使った送迎を利用している。添乗員と運転手が乗降をダブルチェックし、名簿による確認もしているという。８日の市議会民生文教委員会で、市側は「園にはさらに安全面で抜けた部分はないか再確認してもらっている」と説明。田中幹夫市長は「まずはダブルチェックなどを徹底した上で、どのような対策を取れるか考えたい」と述べた。

　８日の滑川市議会総務文教消防委員会でも、市内の保育園などに注意喚起を求める声が市議から上がった。市側は、各園に管理体制を確認したと説明。各園からは、降車後に車内を点検していると報告があったという。