県内在住の版画作家の作品を一堂に集めた企画展が庄川美術館で開かれている。

「かがやき☆はんが ２０２１ ｉｎ 庄川展」は、版画作家の新作や近作を集めた企画展。

会場には、５８人の作品、６３点が展示された。

圓戸智さんの作品「蒼穹」は、トンボの羽をモチーフに青い世界が広がる銅板画で、今回の作品展のポスターデザインにも採用されている。

大谷清作さんの作品「足音（湿原）」は、湿原に咲く可憐な「すずらん」を、複数の版と色で表現した木版画です。大谷さんは今年亡くなり、この作品が遺作となった。

そのほかにも会場には、エッチングやシルクスクリーンなど、多彩な技法を用いた作品が並び、版画の奥深い世界を見ることができる。

「かがやき☆はんが ２０２１ ｉｎ 庄川展」は、１１月７日まで開催されている。