小矢部に春の訪れを告げる、桜うぐい料理を出すお店が今年もオープンした。

市内唯一の川魚料理店「きぶね」では、今年も３月２日から「桜うぐい」料理の提供をはじめた。

体長３０センチの、大きなうぐいは刺身用。少し小ぶりのは焼き魚用。

小矢部川では、今年は例年より早く雪解けが進み、去年より１週間早く投網を行った。

桜うぐいの漁獲量は年々少なくなってきているが、生育に影響はなく、田んぼの代掻き前まで漁がおこなわれる。

小矢部川の春の味覚、「桜うぐい」料理を提供する「きぶね」では、夏はアユ料理、秋冬はモクズカニ料理を出しており、毎年３月からゴールデンウィーク開けまでのおよそ２か月間は「桜うぐい」料理が主力メニュー。

「桜うぐい」は、一週間ほどいけすで泳がせてから調理する。

「桜うぐい」定食は、しょうが味噌で食べる「田楽」「刺身」「酢の物」「唐揚げ」の４品。ここ最近の物価高の影響で、値段は去年より３００円値上げされ、税込み２６００円。