南砺市と中国の紹興市との友好都市締結４０周年記念式典が福光中央会館で開かれた。

記念式典が行われた福光中央会館前には、市の職員などおよそ７０人が集まり、紹興市からの訪問団を出迎えた。

式典でははじめに、田中南砺市長が「これからもさらに両市の児童や市民の交流を深め友好都市の関係を発展させていきたい」と式辞を述べ続いて紹興市人民政府政治協商会議吕 丙副主席が「友好都市締結４０周年を新たな起点としてさらに関係を深めていきたい」と挨拶した。

南砺市と紹興市は旧福光町出身の政治家「松村 謙三」と「周 恩来」首相が生前に交流が深かったことから１９８３年に旧福光町が友好締結し、以来、訪問団の派遣や中学生の交流事業などを通し親睦を深めている。

記念品交換では南砺市からはノミや彫刻刀を２００本以上駆使して躍動感を表現した井波彫刻の「昇龍」、紹興市からは「浮彫」という紹興市の伝統工芸を用いた瓶に特産の紹興酒が入った「工芸浮彫酒」が贈られた。