井波地域の未来のあり方を考える「井波ミライフォーラム」が、南砺市の井波総合文化センターで開かれた。

井波ミライフォーラムは、旧井波庁舎の活用を模索してきた井波地域まちづくり推進協議会や、地元の若者でつくる団体「イナミライ」が、２０４０年の井波地域のあり方を提言するもので、会場にはおよそ６００人の地域住民が集まった。

獅子舞演舞の華やかなオープニングのあと、「井波ビジョン２０４０」と題したまちづくりの構想が発表され「木とともに生き、誰もがチャレンジする、長く暮らせるまち」といった４つの基本的な考えと、「子育てしやすく、多様な働き方ができる」などの５つの基本目標が説明された。

そしてビジョンの実現に向けて、民間のまちづくり会社を設立した街並み整備や多角的な地域経済のプロデュースなどを進めていくことを紹介した。

途中には、まちづくりについて学んだ井波小学校の４年生が、太子伝の木遣り踊りを披露し、伝統を引き継いでいく心意気を示した。

フォーラムに出席した田中南砺市長は、「ビジョンに沿ったサポートをし、井波のまちをより元気にしていきたい」と、活動を後押しした。