江戸時代の福光大火を教訓にした「火伏訓練」が、福光中心部で行われ防火への心構えを再確認した。

この訓練は、今から２３３年前の寛政３年２月２２日に、福光地区の８０％を焼失した大火を教訓に毎年行われている。

訓練には、南砺市消防団福光方面団福光分団をはじめ、「いつついし自治会」地区の自主防災会、南砺消防署などから８０人名が参加した。

訓練は地域内の工場倉庫から出火し、さらに近くの住宅街に延焼したとの想定で行われた。

訓練では、まず工場の従業員が１１９番通報し、初期消火と避難誘導行い、駆け付けた消防団がポンプ車や小型動力ポンプを使って放水を行った。

住民や工場の従業員らは、消防団のきびきびとした訓練を真剣に見守り、火災発生時に備えて気を引き締めていた。