「冬の冒険」
今月、ボーイ隊はイグルーでの宿泊を経験しました。イグルーとはイヌイットの氷の家の事で、それを雪のブロックを使って作るのです。かまくらの中で一泊した、といったほうがわかりやすいでしょうか。 一斑に一つイグルーを作成し、班ごとに宿泊しました。その後雪中キャンプファイヤーをして就寝。昨年はイグルーを作ってその中で鍋パーティーをしましたが、今年はその中で宿泊ということで、不安なスカウトもいたようです。なんといっても、雪中キャンプ自体が初めての経験というスカウトがほとんど。実は指導者のほとんどもイグルーでの宿泊は初体験という状況でした。日も落ちた頃にようやくイグルーも完成し、いよいよ一泊。イグルーに全員はいった途端になぜか歓声が…。自分達の建てた雪の壁を見上げて、狭い空間での宿泊。スカウト達の冒険心がうずいた瞬間でした。大人でさえ「おおっ」と思ったのですから、小学生や中学生にとっては大冒険だったに違いありません。 イグルーの中は寒かったかどうか。答えは、暖かい!雪中のテント泊経験はありましたが、テントで寝るより暖かいのです。実際に温度計で計った子供がいるそうですが、実際、雪の中に温度計をつっこむと、気温より暖かかったそうです。 次の日はふわふわの新雪の中をかんじきを履いて、ハイキング。イグルー泊とかんじきハイクのちょっとした冬の冒険を終えた子供たちは「来年もまたやりたい」と楽しそうでした。 元気な子供たちとは対照的に、指導者が帰って死んだように眠ったのは言う間でもありませんが、これだけ充実した活動ができるんだったら、来年もやるかなぁ〜…と、体力も考えずに思う今日この頃…。
とにかく、雪不足の今年、偶然ふった良いタイミングで活動出来た事がラッキーでした。
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かんじきハイクでのヒトコマ。
かんじきハイクでのヒトコマ。
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